海洋散骨の費用とプラン
海洋散骨の費用は、およそ5万円から25万円前後。プランの内容により金額の差があります。
またパッケージの内容が業者により多少異なる部分もあり、業者選びの際にはよく確認が必要です。
ここでは、海洋散骨の費用相場とプランに含まれる内容、自分で行う場合の費用目安などを解説します。
海洋散骨の費用相場とは？
海洋散骨を行う費用は、船をチャーターした場合でも25万円前後です。
平均200万円といわれる東京近郊でお墓を購入する費用に比べると、抵コスト。
年間管理費などお墓を維持するための費用も掛かりません。
海が好きだった故人に寄り添うご供養ができたり、「母なる海に想いを託したい」というご遺族の希望を叶えられたりすることに加え、金銭的な負担が少なく自由度の高い葬送の方法として注目されています。
ここでは、海洋散骨業者の費用相場を、代表的な下記3つのプラン別にご紹介します。
（1）単独で行う「貸切プラン」
（2）複数の遺族が合同で行う「合同プラン」
（3）業者にすべて委託する「代理プラン」
＜海洋散骨業者の費用相場＞
海洋散骨を業者に依頼する場合の費用目安を、クルーザーの乗船タイプ別にまとめました。
【海洋散骨業者の費用目安】
・貸し切りの場合：20万～30万円前後
・複数の遺族が合同の場合：10万円~15万円前後
・業者にすべて委託する場合：5万円前後
海洋散骨業者の費用は、クルーザーの乗船タイプごとに大きく異なります。
家族だけでクルーザーを貸切る場合の費用目安は、20万～30万円前後。
乗船方数によっても費用が前後します。
多くの業者で取り扱いのあるプランです。
他遺族と合同での散骨を行っている業者もあります。
複数の家族で1つのクルーザーを使用するため、貸し切りよりも費用が抑えられます。
さらに費用を押さえられるのが、すべてを業者に委託する代理プランです。
業者に遺骨を渡し、粉骨から散骨まですべてを業者で行います。遺族はクルーザーへの乗船もしません。
この代理プランも多くの業者で取り扱いがあり、費用目安は5万円前後です。
＜単独で行う「貸切プラン」の内容＞
遺族や友方など、親しい方だけでチャーターした船に乗り、海洋散骨を行うのが貸切プランです。
船に乗るのは家族だけなので、心ゆくまでゆっくりお別れができます。
貸切プランに含まれる主な内容は、下記の通りです。
【貸切プランに含まれる費用】
・船の出航にかかる費用
・水溶性和紙袋代
・献花用お花代
・献酒用お酒代
・献水用お水代
・散骨証明書
など
お見送りに使用するお花やお酒が費用に含まれているので、自分で用意するものはありません。
遺骨を引き取りに来てもらえるのか郵送なのかは業者により様々です。粉骨費用が別途必要となることもあります。
大切な遺骨ですので、業者を選ぶ際には確認してください。
COMPASSの貸切プランでは、ご遺骨の一部を手元に残して供養ができる手元供養品をセットにしてご提案しております。
ご自宅にさりげなくお洒落に置いて頂ける御位牌や骨壺、いつも身に着けられるジュエリーなど、いくつかの種類からお選び頂けます。
「海洋散骨をしたいけど、ふとした時に故人との繋がりを感じられる機会も持ちたい」そんなお客様の想いを叶えるお手伝いをしたいと考えています。
＜複数の遺族が合同で行う「合同プラン」の内容＞
2組以上のご遺族が一緒に乗船し、海洋散骨を行うのが合同プランです。
「貸切プラン」と比べると低予算で行えますが、他の家族も一緒にクルーザーに乗船します。
複数のご遺族が同じ場所で散骨を行うため、ご遺族1組あたり2名までのように乗船方数に制限を設けている場合があります。家族全員や親族でのお見送りはできません。
また他の参加者がいない場合は出航できないこともあります。日程の融通が利かない点もデメリットでしょう。
【合同プランに含まれる費用】
・船の出航にかかる費用
・水溶性和紙袋代
・献花用お花代
・献酒用お酒代
・献水用お水代
・散骨証明書
など
合同プランの場合も、貸切と同様に散骨にあたって必要なものはすべてパッケージに含まれています。
基本料金の他にオプション料金を支払うことで、日程が指定できたり、乗船方数が増やせたりするところもあります。
プランを選ぶ際には、費用の額面だけでなく、オプションの内容や費用もよく確認しましょう。
＜業者にすべて委託する「代理プラン」＞
ご遺族に代わって、海洋散骨まですべての作業を業者にお任せするのが代理プランです。
すべてお任せのため、費用が安いのが最大のメリットです。
ただし多くの場合散骨の日程はお任せです。遺骨を渡した後、散骨されるまでに長い場合は3ヶ月と
また、遺族はクルーザーへの乗船ができません。
プランに証明写真が含まれる業者を選べば、散骨時の様子を知ることができ安心です。
【代理プランに含まれる費用】
・船のチャーターにかかる費用
・水溶性和紙袋代
・献花用お花代
・献酒用お酒代
・献水用お水代
・散骨証明書
・証明写真
など
代理プランでも、必要なものはすべて含まれている場合が多いでしょう。
COMPASSでは散骨にあたり事前にご家族のみなさまとのお打ち合わせを行い、例えば「散骨時に故人が好きだった音楽を流したい」など、散骨時のご希望を伺っております。ご遺族のみなさまの心が慰められ安らぎを感じられることを第一に考えておりますので、ご希望をなんなりとお伝えくださいませ。
さらに代理プランにも、ご遺骨の一部を手元に残して供養ができる手元供養品をセットにしてご提案しております。
ご自宅にさりげなくお洒落に置いて頂ける御位牌や骨壺、いつも身に着けられるジュエリーなど、いくつかの種類からお選び頂けます。
「海洋散骨をしたいけど、ふとした時に故人との繋がりを感じられる機会も持ちたい」そんなお客様の想いを叶えるお手伝いをしたいと考えています。
海洋散骨のプランの選び方
＜予算は30万円前後、大家族・親族でお見送りしたい方には…＞
親しい方たちが集まり故人を見送りたい方におすすめなのが「貸切プラン」です。
時間にも余裕を持って心ゆくまで故人を偲び、お見送りできます。
「合同プラン」の場合、他のご遺族と乗り合わせることになるので、他者に気を遣ってしまうこともあるでしょう。またご遺族1組あたりの乗船方数に制限を設けている場合、家族みんなでのお見送りができないこともあります。
「代理プラン」の場合はそもそも乗船サービスのないプランなので、お見送りはできません。
親しい方たちだけで、ゆっくりと故人を見送りたい方には「貸切プラン」がおすすめです。
＜親族がいない、乗船できない事情がある場合には…＞
散骨の立ち合いが難しい方には「代理プラン」が人気です。
海洋散骨を希望していても、乗船できない事情をお抱えの方もいらっしゃいます。
信頼できる海洋散骨業者にすべて委託すれば責任を持って散骨してもらえ、散骨証明書や写真で散骨を確認できます。
その場合には、業者の免許や評判を確認して見積もりをとり、安心してお願いできる業者か確認してください。
すべてを業者に依頼し散骨してしまうのは、寂しい気持ちもあるでしょう。
手元供養で遺骨の一部を残しておけば、いつでも故人を偲ぶことができます。
手元供養の品がプランに含まれている業者を選ぶと安心です。
海洋散骨を自分でする場合の費用目安
海洋散骨は、自分で行うことも不可能ではありません。
ただ自分で行う手間や守るべきルールを考えると、業者に依頼する方が安心です。
今回は、比較のために自分で海洋散骨する場合の費用目安も下記にまとめました。
自分で海洋散骨をする場合、主に以下の3つの費用がかかります。
●粉骨にかかる費用…3万~4万円前後
●クルーザーチャーター料…5,000円から
●手元供養品費用…500円～5万円程度
●粉骨にかかる費用
海洋散骨をするには粉骨が必須です。
ご遺骨を約2mm以下の粉末状にしなければなりません。
この粉骨だけをお願いできる業者もあり、費用の目安は3万～4万円前後です。
粉骨費用と遺骨の乾燥費用が含まれており、骨壺のサイズにより費用が前後します。
さらにこれ以外に、郵送する場合は郵送費が、引取りを依頼する場合には訪問引取り費用がかかります。
●クルーザーチャーター料
沖合に出るためには、クルーザーをチャーターしなければなりません。
一般的なクルーザーのチャーター料は、平日であれば5,000円前後から。
場所や曜日、クルーザーの大きさによって費用は異なります。
ただし海洋散骨をする場合は、必ずチャーターする際にその旨を伝え、可能かどうか確認が必要です。
●手元供養品費用
遺骨をすべて海に撒くのではなく、葬送後も故人を偲ぶために遺骨の一部を残しておきたいこともあるでしょう。その場合は、手元供養品の費用がかかります。
手元供養品の種類は、かかる費用も500円程度の骨壺から5万円程度のペンダントまで様々です。
【手元供養品にかかる費用の目安】
・一般的な小型の骨壷：500～1000円程度
・デザインが施された小型の骨壷：1万～7万円前後
・遺骨をペンダントに加工：数千～5万円前後
上記以外に、散骨の際のご献花・ご献酒費用やクルーザーの場所までの交通費（場合によっては宿泊費）がかかります。
これらを合計すると、自分で海洋散骨をする場合でも最低5万円（交通費は除く）はかかります。
業者に代理を依頼する場合と、費用はほぼ変わりません。
故人を無くし精神的につらい中、すべてを自分で手配し、計画するのも大変なものです。
お墓を持つ供養の方法と比べると、海洋散骨を業者に依頼してもかかる費用はかなり抑えられるはずです。
次章では、業者へ依頼する具体的なメリットをご紹介します。
海洋散骨業者へ依頼するメリット
海洋散骨は、特別な法律もなく自分たちで行うこともできます。
ただ海洋散骨を自分で行う際には、条例やルールを理解した上で、様々な手配を自分で責任を持って進めなければなりません。
海洋散骨専門の業者であれば、ルールの遵守や手配をすべてお任せできます。
＜ルールに違反しないサービスを提案してもらえる＞
自分で行えばかかる費用は抑えられるものの、気をつけなければならない点も多く自分では判断が難しいのも現実です。
海洋散骨には、具体的には以下のような注意点があります。
●葬送を目的として行う
●周囲の方の宗教的感情を十分に考慮して場所や方法を選ぶ
●漁船や海上交通の要所を避けた海域で行う
●遺骨は遺骨とわからない程度の粉末化を行う
●自然に還らない副葬品は海に撒かないなど、環境問題に配慮する
大切な方がなくなり精神的にも体力的にも負担がある中で、自分ひとりでこれらを判断し手配するのは難しいものです。
＜トラブルを回避できる＞
自分で海洋散骨を行うと、これらの注意点への配慮が足らずトラブルになってしまう可能性もゼロではありません。
故人を偲ぶ場でのトラブルは避けたいもの。
海洋散骨業者に依頼すれば、守るべきルールやマナーだけでなく、遺族の気持ちに沿ったお見送りも可能です。
安心して葬送できるでしょう。
＜よりよい供養を相談できる＞
海洋散骨専門の業者に依頼すれば、故人を偲ぶための提案も受けられます。
よりよいお見送りだけでなく、お見送り後の供養まで相談できるところもあるでしょう。
散骨に関するプランでは、「貸切プラン」「合同プラン」「代理プラン」以外にも、豪華なセレモニー付きのプランなど多数のオプションを用意している業者もあります。
COMPASSでは、お見送り後の手元供養まで含めたご提案が可能です。
ご遺族のご希望をしっかりと伺ったうえで散骨を行います。
粉骨から散骨、手元供養までを一気通貫でご対応可能で、遺骨に関するトラブルもありません。
海洋散骨専門「COMPASS」の特徴
COMPASSは「ご遺族の心に寄り添う」ご供養を最も大切にしています。
散骨にあたり、故人様を大切に想い丁寧に扱うことは当たり前のこと。
その上で、「これからを生きていくご遺族のみなさまがしっかりとご自身のお気持ちに向き合い、新たな1歩を踏み出せるようサポートしたい」というのが私たちの強い願いです。
散骨にあたっては事前に打ち合わせを行い、ご遺族の方がしっかりと悲しみに向き合い感謝を表現できるようお手伝いしております。ご遺族のみなさまのお気持ちやご要望を、ぜひお聞かせください。
またCOMPASSでは、手元供養のサービスもご用意しております。
お骨の一部をお手元に残すことで、ご遺族のみなさまのこれからの新たな1歩をお支えするためのものです。
散骨や手元供養をご検討の際には、「ご遺族の心に寄り添う」COMPASSに、ご相談くださいませ。